再生紙について

再生紙の基本は、地球環境を何とかしたいという精神。
マスコー製紙は一貫して、リサイクル品質を追求しています。

紙は、地球環境のためにリサイクルできる資源です

紙は、地球環境のためにリサイクルできる資源です。

私たちの生活に欠かせない紙は、木材の繊維から作られます。
多くの森林資源を伐採して生産されますが、森林資源には限りがあるので、紙のリサイクルは、地球環境保全に対して重要なアクションになります。
紙の多くは、使われた後もリサイクル原料となり、再生紙に生まれ変わることができますが、リサイクルされないと、紙はただのゴミとなってしまいます。
焼却するにしても、埋め立てするにしても、地球環境に対してよいことにはなりません。

使い終わった紙が、再生紙に生まれ変わる工程

使い終わった紙が、再生紙に生まれ変わる工程。

再生紙は、使い終わった紙から、紙の原料である木材の繊維以外のものを取り除いて生産されます。
牛乳パックであれば、表面に貼られているフィルムを取り除き、一般の古紙であれば、インクや表面コートされている細かな石を取り除いてから原料精製します。
精製された原料は、水で薄められたのち、水分を絞りながら薄いシート状に加工され、アイロンでかわかすよう乾燥させることで、再生紙が出来上がります。

トイレットペーパー・ティッシュペーパーこそ、 リサイクルが重要。

トイレットペーパー・ティッシュペーパーこそ、リサイクルが重要。

トイレットペーパーやティッシュペーパーは、使ったら捨てるか流しておしまい。残念ながら、二度とリサイクルできない紙です。
だからこそ、森林資源を新たに伐採したものから生産するよりも、印刷用紙や牛乳パックなど、役目を終えた古紙を原料にした再生紙を使うことが地球環境への確かな貢献になります。

トイレットペーパー・ティッシュペーパーは、古紙や牛乳パックなどを再生。

トイレットペーパー・ティッシュペーパーの原料となる古紙は、牛乳パックや印刷会社・製本会社等で発生する印刷用紙の断裁くず紙です。
また、オフィスや事業所等で分別された雑紙も古紙原料になります。
牛乳パックの場合、表面に貼ってあるフィルムをはがすことで、極めて良質な原料がとれます。
牛乳パック7~10枚でティッシュペーパー1箱ができるのです。使用後の新聞・雑紙・ダンボール等は原料にしません。
これらを原料にすると、紙が白く出来上がらず、消費者の皆様に受け入れられにくいからです。

マスコー製紙も、 たくさんの牛乳パックのお世話になっています

マスコー製紙も、たくさんの牛乳パックのお世話になっています。

消費者の皆さまが集めてくださった牛乳パックを、マスコー製紙では原料として使用しています。
1ヶ月に平均すると450トン前後という量です。
牛乳パック1枚30g前後ですから、約1500万枚もの牛乳パックに相当する訳です。
地球環境保全のために、リサイクルしよう!という数多くの皆さまの優しい気持ちに支えられて、マスコー製紙は、トイレットペーパー・ティッシュペーパーをお届けしているのです。
よりよい製品づくりが、そんな皆さまへの恩返しだと私たちは考えています。

リサイクルの精神は、リサイクル品を購入して使うことで完結します。

リサイクルの精神は、リサイクル品を購入して使うことで完結します。

地球環境に対して何ができるか?という意識がひとりひとりに根付いています。
牛乳パックを集めているひとが増え、ゴミの分別に協力するひとが増えていることはいいことです。
でも、それだけでは、リサイクルのアクションは完結しません。
集めるだけでなく、リサイクルされたものを購入し使用しないと、リサイクルの円が一周回らないのです。
紙に限らず、数々のリサイクル製品が開発され流通しています。
大切な地球を、これ以上傷つけないためにも、もっとゆたかな星にするためにも、リサイクル品の購入が大切なアクションです。
それは、地球への優しさです。